工業(職業)用 内付け縫いポケット用押え

内付け縫いポケット用押え[金属製]
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押えの幅5mm・長さ約22mmのごく小さい押えです。この大きさですので、狭いポケット口から押えを入れてポケットの内側の縫代を押えて縫うことができます。

針落ち部分が見やすくなるよう、【先上がり押え】の先を短くカットしています。

  • 金属製なので摩耗しにくい
  • 押えの幅が狭いので押えが少々不安定ですが、長さが短いためポケット底の微妙なカーブもきれいに縫えます

サイズ

※この押えは特注品ですので長さが微妙に変わることがありますが、ご了承くださいませ。

商品名内付け縫いポケット用押え
商品コードA-15N
販売価格(税込) 1コ¥2,860
配送宅配便可メール便可
個数

«ヨシミ»のテクニック講座

☆内付け縫いポケットの作り方☆

説明文の中で【スパンボンド】という名前が出てきますが、アイロンの蒸気を通す厚紙のことです。現在は販売しておりませんので厚紙で代用し、蒸気を使わずに使用して下さい。

接着芯地を貼ったポケッ用生地のポケット口の折り返し幅3cm

① 先にポケット本体の生地にストレッチ芯地を貼っておきます。スパンボンド(硬い不織布)で縫代なしのポケットの型を作ります。ポケット口の折り返し幅3cmをスパンボンドを軸にしてアイロンで押えます。

ポケットに10mmの縫代を付けてカット

② ポケットに10mmの縫代を付けてカットします。

スクリューポンチの穴の箇所に切りしつけ

③ スクリューポンチの穴の箇所に切りびつけをします。
※合印を付ける位置で最低限必要な個所はポケット口より1cm下と底の中央です。
後は必要だと思われる箇所に合印を付けてください。

伸びない接着芯地のタテ地で10mm幅のテープを作ります

④ 平織り芯地IX-6510JIX-4510J位の硬さの伸びない接着芯地のタテ地で10mm幅のテープを作ります。

ポケット口が伸びて開いてくるのを防ぐためです。
ポケット口の折り返しの際にそのテープをピッと引っ張りながら貼っていきます。
ポケット付けの縫い線に架かればいいので両端5mm位は貼らなくても良い。

スパンボンド製のポケット型紙に巻き付けていく要領でアイロンプレス

⑤ スパンボンド製のポケット型紙に巻き付けていく要領でアイロンプレスしていきます。この作業でポケットの形が決まってしまうので丁寧に形を作ってください。

ポケット口の折れ山に端から5mm程度の切り込み

⑥ ポケット口の折れ山に端から5mm程度の切り込みを入れます。この切り込みは⑧のように折り曲げた時にポケット口の折り返しの縫代がはみ出てくるのを防ぐためです。

ポケット口の折り返しの縫代を写真のように折り直す

⑦ ポケット口の折り返しの縫代を写真のように折り直します。

ポケット本体は完成です

⑧ これでポケット本体は完成です。

※裏地が付く場合はここから裏地付けです。いろいろポイントはありますが、[裏地付けのレジメ]は押えをご購入された際に付録として付けさせていただきます。

ポケットを付ける位置

ポケットを付ける布の上に合印通りポケットを置きます⑨ ポケットを付ける布の上に合印通りポケットを置きます。

押えを1.0mm両段付き押え又は1.5mm両段付き押えに換えます

⑩ 押えを1.0mm両段付き押え又は1.5mm両段付き押えに換えます。上糸の色を目立ちやすい色に換えて糸調子も少しきつくします。

ポケット縫いは必ずフロント側から端に向かって!

フロント側の合印より1cm上のポケット口の端から段付き押えで縫っていきます

⑪ フロント側の合印より1cm上のポケット口の端から段付き押えで縫っていきます。

このように縫えました

⑫ このように縫えました。

ここでポケット用押えの登場

⑬ ここでポケット用押えの登場!この縫いも必ずフロント側から。ポケットの内側に指を入れて先程縫った赤糸が見えるまで縫代をグッと開きます。押えをその上に置いてしっかり覗きながら赤糸の際を縫っていきます。たいへ〜ん!

このように縫えました

⑭ このように縫えました。

ガイドとしてして使った赤糸を解きましょう

⑮ ガイドとしてして使った赤糸を解きましょう。

解いた後を消すためにごく近くで蒸気を蒸かします

⑯ 解いた後を消すためにごく近くで蒸気を蒸かします。

こんなにきれいにフワッと出来上がりました

⑰ こんなにきれいにフワッと出来上がりました。

後はポケット口の始末です。少しだからまつってもいいですよ。

裏地が付くとこんな感じになります

⑱ 裏地が付くとこんな感じになります。

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«ヨシミ»のテクニック講座

☆簡単!押えをミシンに取り付けるコツ☆

ミシンの押えは、送り歯が出ていない状態で取り付けるのがベストです。

押さえを取り付ける前の状態
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① 押さえを取り付ける前の状態。
ミシン針がミシンの針板の針孔に入っていない時、送り歯は針板の上面より出ている。

押えを置いてから押えのレバーを下げる
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② 押えを置いてから押えのレバーを下げる。まだミシン針がミシンの針板の針孔に入っていないので、送り歯は針板の上面より出ている。
この状態ではまだネジを締めない。

プーリーを回して針を針穴に落とす
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③ プーリーを回して針を針孔に落とす。(送り歯を完全に下げた状態にする)⇒送り歯の高さ分だけ押えが下がる。

ネジを回してしっかり閉める
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④ ネジを回してしっかり締める。これで出来上がりです。

これは【一般的な押え】の取り付け方ですので、ベルベット用押え・段押え・ギャザー寄せ用押えなど特殊な押えは取り付け方が変わりますのでご注意を!

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